MI-6のリードデータサイエンティスト Chaiyanut Jirayupat博士が共著者として参加した研究が、第56回(2024年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞したことをお知らせいたします。本賞は、応用物理学会春季学術講演会において優れた研究発表を行った若手研究者に贈られる名誉ある賞です。
受賞研究概要
- 研究題目:「Study on Correlation between GCMS Mapping and QCM Sensing Signals for Ternary Gas Mixtures」
- 発表形式:口頭発表
- 受賞者:Oonpitipongsa Thanisorn(東京大学)
- 共同研究者:
- Chaiyanut Jirayupat(MI-6株式会社)
- Wataru Tanaka, Takuro Hosomi, Tsunaki Takahashi, Jiangyang Liu, Takeshi Yanagida(東京大学)
本研究は、東京大学柳田剛教授の研究室との共同研究で行われました。ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)マッピングと水晶振動子マイクロバランス(QCM)センシング信号の相関関係を、三成分ガス混合物を対象に調査したものです。この研究成果は、高精度なガスセンシング技術の開発に重要な知見をもたらすものと期待されています。
MI-6の役割と貢献
Jirayupat博士は本研究において、共著者として重要な役割を果たしました。マテリアルズインフォマティクス(MI)とガスセンシング技術の専門知識を活かし、研究戦略の策定および技術的サポートに寄与しました。
今後の展望
本研究成果は現在、学術誌への投稿準備中です。公開後は、ガスセンシング技術の高度化や環境モニタリングシステムの開発など、幅広い分野での応用が期待されます。
今後の研究開発方針
本受賞を契機に、ガスセンシング技術におけるMIの応用をさらに推進してまいります。環境・安全分野における技術革新に貢献し、社会課題の解決に寄与してまいります。