2025年6月20日、MI-6は記念すべき第1回目となるユーザー会を開催いたしました。長年にわたりMI-6のサービスをご活用いただいている企業様、導入事例インタビューで活用事例や組織推進に向けた取り組みなどを発信いただいている企業様を中心に17社37名の方々にお集まりいただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。

開催概要

開催に先立ち、ご参加予定のユーザー様に、「どのような期待をお持ちになってユーザー会へのご参加をお決めになられたか」と伺ったところ、「他社の活用事例を知りたい」「同じ課題を持つ担当者と情報交換したい」「自社の取り組みのヒントを得たい」といった期待のお声を多数いただきました。そこで、少しでも多くの方々と議論し、情報交換する機会を持っていただく為に、グループワーク形式のディスカッションを会のメインイベントとし、多くの時間をユーザー様同士で議論していただく構成といたしました。また、グループワークでお話しする機会がなかった方同士が交流できる場として、夕方から立食形式の懇親会も開催し、MI-6メンバーも含め、多くの繋がりを築いて頂くことができました。

ユーザー会への期待のアンケート結果。他のユーザー企業の活用事例を知りたい、会社の課題解決のヒントを得たい、など多くの期待を持っていただいていることがわかります。

熱気に満ちたグループワーク

ユーザー様同士がMIの取り組みについて様々な議論を繰り広げたグループワークでは、各テーブルで非常に活発な意見交換が行われました。1グループ3〜4名に分かれ、1時間ごとに3回の席替えを実施することで、より多くのユーザー様同士が議論できるように設計しました。

自社が抱える課題について、他社では同様の課題にどのように向き合い、どのような工夫をされているのか、具体的な事例を交えながら活発な議論が展開されました。どのテーブルもユーザー様同士でとても熱気に満ちた議論が繰り広げられており、まだまだ、話し足りないというご意見も多数頂くほどでした。

ここで、当日グループワークで議論された内容を少しだけご紹介いたします。

活発な議論の中心となった、MI推進の現在地と未来

グループワークでは、MIの活用を進める上での様々な経験が共有されました。特に活発な議論となったのは、MIを組織全体へ展開していくプロセスや、MIに適したテーマの選定、そして過去の貴重なデータをどう活かすかといった、多くの企業が共通して向き合うテーマでした。これらはMI推進の初期段階において多くの企業が向き合う共通のテーマであり、参加者からは「自社でも同じような内容を議論している」といった共感の声が多数上がりました。課題を共有するだけでなく、それらを乗り越えるための具体的な工夫やアイデアも活発に情報交換されたのが、大きな特徴です。

成功事例から学ぶ、MI活用のヒント

議論の中では、MI活用を成功に導くための貴重なヒントが数多く共有されました。

  • スモールスタートの重要性
    まずは身近なテーマから着手し、小さな成功体験を積み重ねることが、周囲の理解を得て、より大きなプロジェクトへと繋がっていきます。
  • 新たな「発見」の価値
    MIは、開発の効率化だけでなく、これまで人の目では気づけなかった新たな知見や、経験則のデータによる裏付けといった、研究開発に本質的な深みをもたらします。この「発見の喜び」が、MI活用の大きな魅力の1つです。
  • 伴走と協力体制
    推進者が現場の研究者と協力し、共にデータと向き合うことで、より実践的な活用が促進されます。一人で抱え込むのではなく、チームで取り組むことの重要性についても活発に議論されていました。

ご参加いただいたユーザー様のお声

終了後のアンケートでは、33名の方から貴重なご意見をいただくことができました。

「本日のユーザー会はいかがでしたでしょうか?」という設問に対しては、全てのご回答者様から、満足した、とのお声を頂戴することができました。7割以上のご回答者様から、ユーザー会は期待を上回っていたとご回答いただき、95%以上の方が、グループワークが有意義であったとご回答いただきました。

アンケート結果。ユーザー会そのものや、その中で実施したワークショップに対しても大変満足したという評価をいただいています。

自由回答欄にも、ご満足いただけた事を伺えるコメントを多数お寄せいただきました。

コメント一部抜粋

  • 他社の活用事例や課題を聞くことができ、大変有意義でした。自社だけでは得られない視点や気づきがありました
  • 座席替えのおかげで、普段なかなかお話できない方々とも交流でき、大変貴重な機会でした。このような場を設けていただき感謝しています。」他社のMI担当の方のお話は非常に参考になり、また皆様の熱意に刺激を受けました。弊社はMI推進でまだまだこれからという段階ですが、今後も継続して参加し、いずれは弊社の事例を紹介できる様になりたいです。」グループワークの時間が非常に有意義でした。普段、疑問に思っていたことや他社の状況などを知ることができ、多くの疑問点を解決することができました。大変有意義な時間を過ごすことができました。」企業の垣根を越えて同じような課題を持つ担当者と会話ができたことに感動しました。また、他社様のMI推進のスタイルと自身のスタイルを比較することで、自身のスタイルの優れている部分にも気づくことができました。

皆様のコメントから、ユーザー様同士の情報交換が課題解決の具体的な糸口になったこと、そして新たな繋がりが生まれたことが伝わり、改めてこのユーザー会を開催することの意義を感じることができました。

最後に

アンケートでは、「ぜひ次回も参加したい」「定期的な開催を希望します」というお声も多数いただき、今後の継続開催への期待の大きさを実感しています。

今後のユーザー会の設計に関するアンケート結果。ユーザー同士の課題共有や、業界別のディスカッションに興味を持っていただいています。

MI-6は、これからもユーザー様の声に真摯に耳を傾け、皆様のビジネスの成功に貢献できるような価値ある場を創造してまいります。