概要
日本の素材産業では、人口減少や需要家の海外進出により、今後内需の減少が進むと見込まれています。一方で、グローバル市場においては主要な素材の需要が今後も伸長すると予測されています。本講演では、日本の素材産業の競争力を強化するための現状と課題についてお話しいたします。
- カーボンニュートラルに向けて
排出削減と経済成長の両立を目指すGX(グリーントランスフォーメーション)に向けた大規模な投資競争が、世界的に激化しています。日本でも「2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」を目指し、さまざまな取り組みが進められています。本講演では、産業構造や産業立地、エネルギー問題を総合的に検討し、長期的な視点からの「GX2040ビジョン」を紹介します。
- データ駆動型素材開発の現況と課題
データ駆動型の材料開発が世界的に拡大すると予想されており、各国政府も将来の重要テーマと位置付けて政策を推進しています。日本でも企業・大学での取り組みが加速しており、一部事例を紹介しながら、データ駆動型材料開発を進めるための課題を取り上げます。
コンテンツ
- 素材産業の現状
- カーボンニュートラルに向けて
- データ駆動型素材開発の現況と課題
登壇者
横山 康之
Yasuyuki Yokoyama
経済産業省製造産業局 素材産業課 革新素材室 課長補佐
1998年に通商産業省(現:経済産業省)入省、資源エネルギー庁や産業技術環境局を経て、2023年より現職。
対象者
- 材料開発・研究開発に携わる研究者、技術者、経営者
- カーボンニュートラルに興味がある方
- マテリアルズ・インフォマティクスの取り組みに興味がある方
問い合わせ先
MI-6株式会社 マーケティングチーム:marketing@mi-6.co.jp